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「無職転生 〜異世界行ったら本気出す〜」第2話【感想】

第2話「師匠」トラウマを乗り越える。

 

第1話で魔術の家庭教師としてやってきた、ロキシーという青髪の無愛想な女の子との交流と別れが描かれている。そして、その過程で主人公のルーデウスが転生前のトラウマを乗り越えるというのがあらすじだ。

この記事を書いている時点では、すでにアニメの放送は終了している。先の展開を知っている方もいるだろうが、わたしはこれが初見で、原作もコミカライズも未読だ。

わたしがなぜ、今になって「無職転生」をみようと思ったのか知りたければ、第1話の感想を見てもらいたい。とにかく、わたしは先の展開を知らないので、このブログでてんで的外れな予想や考察をするかもしれない。それが当たろうが当たるまいが、予言者や未来からの来訪者の真似事がしたいわけではなく、もちろん悪ふざけで誤った情報を流したいわけでもない。できれば、攻撃や訂正の指摘もせず、温かく見守ってほしい。

以下、第2話でわたしが気になったことを書いていく。

 

ルーデウスのトラウマ

第2話では、生前の主人公が家を追い出され、女子高生を助けようとして事故にあったことや、学校で壮絶ないじめに遭っていたことが描かれる。

わたしは前述の通り、原作もコミカライズも未読なのだが、人から聞いた話によると、他のメディアではアニメの第1話より前に、主人公のトラウマが描かれているらしい。

そう聞くと、アニメの構成は素晴らしい。わたし達は、第1話でルーデウスが過ごした3年間を一緒に体験しているのである。心理学の言葉で、はじめは興味がないものでも、接触する回数が増えれば、好感度や興味が高まる、ザイアンス効果というものがある。この事例に当てはまるかは分からないが、3年間も一緒に過ごした相手なら、それだけで好感度が高まったり、愛着が湧いたりしても、不思議はないだろう。もちろん、実際に3年の月日を共有したわけではないが、アニメの丁寧な描き方が、それに匹敵するものを味合わせてくれる。

引いてしまいそうな主人公の惨状や、いじめの描写も愛着がある相手だから、親身になって聞くことができる。転生して可愛らしいルーデウスの姿になる事が折り込み済みだから、過去が多少グロテスクでも見るに堪えるのである。

その辺は人によって程度の差はあるだろう。わたしは特にそういう人間なのかもしれない。わたしは、他人に迷惑をかける、いわゆる不良が大嫌いだ。それらしい奴がコンビニの前で溜まっていたら、一気に緊張感が走り、声をかけられた瞬間走って逃げようと心に決めてから、コンビニに入るくらい嫌悪感を抱いている。しかし、大好きな芸人の「かまいたち」の濱家さんが過去に不良だったというエピソードを聞いても、別に幻滅しない。愛着があるから。

だから、わたしは生前の主人公の姿を見ても引かないし、むしろ頑張って新しい人生を生きてくれと思える。最初にあのグロテスクな描写を見せられていたらウッとなって視聴をやめていたかもしれない。アニメを見る時まで、現実の嫌な部分を見たいとは思わないからね。放送する順番を入れ替える事で、わたしのように視聴を続けられた人は、少なからずいることだろう。これは本当に視聴する立場を意識した素晴らしい構成だ。

 

ヒロイン、ロキシーについて

この作品のヒロインは、幼い主人公の家庭教師であるロキシーということになるだろう。ロキシーとは2話のラストで別れることとなるのだが、成長したルーデウスロキシーに会いに行くという展開が今後あるのでないかと思う。

途中でロキシーが発した「自分より劣るものを師匠と呼ぶのは嫌でしょう」という言葉が妙に実感がこもっていて、引っかかる。これはルーデウスロキシーを第2話のタイトルでもある「師匠」と呼んだ時の言葉だ。

この世界にどんな職業があるのかは、まだ分からないが、第1話で家庭教師に来るのは既に冒険者を引退した中年か老人だというふうに母親が予想をしていた。それに母親は冒険者を辞めて今は主婦をやっており、かつて冒険者だったことを自慢する場面もある。察するに冒険者という職業は、若い魔術師がなれるもので、少なくとも家庭教師よりは賃金が良いということだろう。食べ物や住むところまで与えられる家庭教師よりも高い賃金とあれば、相当な高給取りだろう。それならば、なぜロキシーはわざわざ国の端にある、辺境な村に家庭教師をしにきたのだろうか。

もともと冒険者であった母親がすぐに解雇をしなかったわけだから、能力が低いからではないだろう。前述のセリフから想像すると、彼女は過去に魔族であることや、髪の色などで差別的な扱いを受け、自分よりも能力が低い人を敬わなければいけない状況に陥った事があったのではないだろうか。

彼女の初登場時、口の悪さや髪をいじりながら目を背ける素振りから、無愛想というふうに評されていたが、ルーデウスの5歳の誕生日に、他人であるルーデウスの父母らと卓を囲んだ時の笑顔や、ルーデウスと外に出た時に村人に見せる笑顔には、無愛想という評価は相応しくないだろう。元来、愛想の良い彼女が過去の人間関係が原因で歪み、無愛想な態度をとってしまっていただけなのだ。そういう意味では彼女もまた、この村でルーデウスと同じようにトラウマを乗り越え、成長していったのである。

ルーデウスが発し、第2話のタイトルでもある「師匠」 という言葉には魔術の師匠であるという以上に、先にトラウマを乗り越える事で、主人公にこれから進むべき道を背中で示す「師匠」という意味も込められているだろう。

そんなロキシーが今後、登場しないなんてことはないだろう。ロキシーのトラウマが描かれることはないかもしれない。しかし、再びルーデウスと会った時に、恐らく自分の能力を遥かに超えているであろう彼を見て、ロキシーがどのような反応を示すのか。またルーデウスは自分より能力の劣る彼女をまた「師匠」と呼ぶのか、再会が楽しみで仕方がない。

単純にロキシーの髪の毛をいじる姿が可愛らしいので、もう一度見たいというのもあるのだが。

 

なんにせよ、まだまだ今後が気になる第2話だった。

 

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本ページの情報は2022年3月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。