「ゆるキャン△」第5話【感想】
第5話「二つのキャンプ、二人の景色」繋がっているんだ、僕らはいつも以心伝心
犬山さん、下着見えてますやん。そんなお色気をこのアニメに期待してなかっただけに、不意打ちを喰らい、かなりの衝撃だった。なんだか覗き見をしているような罪悪感を覚える。まあ見せてくれるって言うなら見るんやけども。
お風呂シーンで女の子が髪を上げるアニメは良作と聞いたことがある。このアニメはまごうことなき良アニメだ。
今話は前回の続きで、二つのキャンプの内容が交互に映し出されていた。
野クルチーム
ほんとにキャラクターじゃなくて、普通の女子高生が旅行をしているような雰囲気がある。たぶん、普通のアニメなら、揚げ温玉を欲しがるのは、なでしこだけでいいと思う。なでしこが揚げ温玉食べたいと言って、他のキャラはやれやれとか言いながら、つきあう。そっちのほうがなでしこの大食いキャラが立つから。でもキャラクターを立てたいわけじゃなくて、女子高生がのんびり旅をして、予定が狂ったり、誘惑に負けたり、生き生きした人間を感じさせることがこのアニメの醍醐味なのだ。
それでも、それぞれのキャラクターが個性的に感じるのは細かい描写のおかげだと思う。
三人で家のカレー談義をしていた。この子らなんでこんなに料理の話できるんやろ。もしかして、全員親おらんのかな。大垣とか兄弟多そう。バイトして稼いだお金で兄弟たちを養っているんや。偉いな。それとも最近の女子高生はこれぐらい料理の話できて当たり前なんかな。
志摩リンチーム(ぼっち)
一方の志摩リンは「ぼっちでボッチ山登り」をしている。ダジャレも言うんやなこいつは。ちょっと思ってたけど、さすがにそんなことは言わんかと思っていたが、言った。まあこれも一人ならではかな。
原付で道に落ちている石をよける志摩リン。危な。わたしは原付を運転したことがない。怖いから。
大学のころ、先輩が原付で転んでいるところを間近で目撃した。カーブを曲がり切れずスリップして転んでいた。その先輩は普段からシュッとしていて、クールなイメージのある先輩だった。そんな先輩のカッコ悪い姿を見て、気まずかったのを覚えている。「大丈夫ですか」と近寄るわたしたちに対して、平静を装って「おう」と手を挙げて返事をした。先輩も動揺する姿を見せるのは恥ずかしかったのだろう。わたしたちに挙げて見せた手の平がズルズルに傷ついていて、全然大丈夫な感じがしなかった。冬の寒い季節のことだった。
そんなこともあってか、原付にはあまりいい思いがないので、志摩リンが乗っていると、心配になる。「誰に似たのかしら」問題、志摩リンのお父さんは探検家で探検の途中で行方不明になったとかちゃうやろなあ。
志摩リンはキャンプ好きなのだが、結構、キャンプ中に文句を言う。寒いとか、めんどくさいとか、ああしとけばよかったとか。
実際のキャンプもそうなのだろうなと思う。苦労した分、きっと達成した時の喜びも大きくて、そうやって自らカタルシスを創り出していくのがキャンプなのだろうな。
ラストは、志摩リンとなでしこがお互いが見ている星空と夜景を共有し、まるで二人で景色をみているような感覚を感じ合っている。「きれいだな」ではなく、二人とも「きれいだね」と言うところが、あえて馬鹿みたいな言い方をすると、エモい。
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本ページの情報は2022年3月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。