「ゆるキャン△ SEASON2」第3話【感想】
第3話「たなぼたキャンプと改めて思ったこと」
鰻!
鰻っていいよね。わたしの実家では土用の丑の日は鰻を食べていた。何の意味があるかもよくわかっていなかったが、美味しいから楽しみだった。もちろん、そこまで裕福な家庭というわけではなかったので、鰻と言っても、今話でなでしこ達が訪れていたような鰻屋のものではなく、スーパーやコンビニで売っているのを食べるだけなのだが。それでも鰻が食卓に並ぶと特別感を感じていた。
いつかお金をたくさん稼げるようになったら、ああいうお店でも鰻食べてみたいな。
鰻を捌くところはほのぼのアニメとは思えないぐらい、結構グロテスクだったな。
あれでイタイとか声でもあてられてようものなら、トラウマものだったと思う。たぶん、あの声は動物にはあてられないだろうけど。
改めて思ったこと
キャンプ日数が伸びたことを、なでしこに報告すると、なでしこの祖母の家で一泊することになる。
祖母の家にはなでしこの幼馴染である綾乃も一緒にいるとのこと。初対面の相手がいるとわかっても嫌がらなかった志摩リン。なでしこのメッセージのあと、一瞬、志摩リンが考えるような間があってから、お世話になります!!と返信をしていた。視聴者にしてみれば、断るのかなどうするのかなと考えさせられるような間だった。
物語的には、断るわけがないのは分かっているのだが、以前のリンなら断っていたのかもしれない。なでしこが野クルと一緒にキャンプをしようと言った時には嫌な顔を見せていた。
あの時と今とで違うのは何だろうか。
もともと大垣のノリと合わなそうだなと思っていたことが一つあるだろう。野クルと一緒にキャンプをしたことで、他人と一緒に過ごすことへの抵抗が薄まったというのもあるかもしれない。
それを成長というのは少し違う。たしかに人は人と関わりながら生きて行かなければならない生き物で、全くコミュニケーションを取れないのは、生きていく上で問題がある。
リンが過去そうだったかと言うとそうではない。今話だって海岸で、人が集まっている理由を知らない人に聞いていたし、なんなら、中学時代でもキャンプ場の管理人に質問をしていた。
コミュニケーションに問題があったリンがなでしこを通じて成長するという話だとは読みたくない。
決して、人と関わりを持たない孤独な女の子が、友情の大切さに気づいていく物語を見せて、友人を大切にしよう、友達をたくさん作ろうという道徳的なメッセージが伝えたいわけではないと思う。
これは成長ではなく、趣味の広がりなのだ。
それが、今話のタイトルの改めて思ったことにも繋がると思う。みんなでやるキャンプにも楽しみはあった。キャンプはやっぱりみんなでやる方が楽しいよねというわけではない。その逆でソロキャンの方がやっぱり楽しかったということに気づいたわけでもない。
1人かみんなか、白か黒かじゃなくて、どちらにも楽しみがあって、ソロキャンが持っている楽しさは捨てられものではない。両方を経験することでそのことに気づくことができた。趣味が広がるとともに、より深まった。それを志摩リンが再びソロキャンをして、内省することで認識することができた、そんな1話だったと思う。
ぽっちゃりなでしこかわええー
アンニュイ綾ちゃん声ええー
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本ページの情報は2022年3月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。