「ゆるキャン△ SEASON2」第4話【感想】
第4話「バイトのお金で何を買う」
バイト代
なでしこにも初バイト代が入ることになり、みんなで何を買うのか話していた。
なでしこは前々から言っていたランタン。
犬山はローチェア。斉藤は犬用テント。
斉藤はテントもまだ持っていないけど、犬用を優先。テントは他の人に入れてもらうとのこと。次のグルキャンではちくわがくつろぐ姿が見れるのか。リンほどではないが楽しみだ。
いずれ訪れる別れのに備えて精一杯楽しませてあげたいという想いを聞いているからか、自分のテントより先に、犬のテントを買う斉藤の姿を尊く感じた。
犬山のローチェアもいいよね。晴れた日に外でローチェアに座るだけでまったりする。
なでしこはランタンを見に、すっかりカリブーの常連になっていた。
昔、近くのゲーム屋さんにゲームキューブのキン肉マンのソフトを予約したくて、今日から予約できますか?と何日も尋ねに通ったのを思い出す。毎日聞かなくともちょうど1ヶ月前からしか予約できないことは分かっていたのだが、その店では1番に予約をすると、そのソフトのポスターが貰えたのだ。
いつもは1ヶ月前からの予約だが、このソフトの時だけもっと前から予約できるようになったらどうしよう。そうなったらポスターが他の誰かに取られてしまう。そんな思いから毎日通っていたのだろう。
ちなみに、予約は無事1番に済ますことができ、ポスターも貰えた。毎日通っていたオマケなのか、まったく興味のなかったアトリエシリーズのポスターも貰えた。キン肉マンのポスターは自分の部屋に貼り、アトリエシリーズのポスターは弟にあげた。
今思えば、弟がアトリエシリーズにハマっているのは、それが遠因にあるのかもしれない。
初めて稼いだバイト代で買ったものの話からはズレてしまった。わたしがバイト代で買ったのは、「ひだまりスケッチ」のDVDだったかな。
動画のサブスクリプションに登録して以来、アニメのDVDやBlu-rayを気にしたことがないので、現在の形態がどうなっているのかわからないが、当時のアニメDVDは1巻につき2話しか入っておらず、わたしの小さい財布を痛めつけた。それでも特典が豪華で満足していた。確かオーディオコメンタリーがレンタルでは聞けなかったのだと思う。
サブスクリプションは便利だけど、サブスクで気に入った作品を見つけたら、Blu-rayを買ってあげるべきだよね。
それこそ、貯金が1億円あったらなあ、である。
寂しさ
なでしこが、これからのキャンプのことを思い浮かべながら、電車のホームへ続く階段を駆け上がる。流れていた音楽が止んで、静かな、少し寂しい空気がなでしこを包む。
寂しさを楽しむというリンの言葉をなでしこは思い返していた。自分もソロキャンプがやってみたいと考えるようになっていた。
いつも明るくて賑やかで、誰からも愛されるなでしこでも、寂しさを味わいたいときがあるのだな。寂しさと賑やかさどちらかに振り切れている人間なんていない。人間はその淡いにあって、時としてどちらも必要なのである。
なでしこが買ったランタンも、あえて微かな火であたりを照らす、寂しさを楽しむ為の道具と言えるかもしれない。
今回のオチ
なでしこがランタンと一緒に買ったのは、お姉ちゃんのための繰り返し使えるカイロだった。
ゆるキャン版「賢者の贈り物」みたいなことなのだろうか。
お姉ちゃんの呆れたような困ったような照れているような複雑な表情がたまらなく、良い。
EDでみんなが寝てから、お姉ちゃんの車へ向かうなでしこの様子と、その後、自分の寝室で1人ランタンを楽しむ様子を1つのカメラで見せるのが最高だった。
次回予告 なんやこのトリオ!
「ゆるキャン△ SEASON2」をアニメで見ようと思うなら、220,000本以上の動画が見放題のU-NEXTがおすすめだ。
31日間無料トライアルに登録すると、見放題動画を31日間無料で視聴が可能である。
原作やブルーレイ購入ならこちらから。
|
|
記事の内容が面白ければ、下のバナーをクリックしていただくと、励みになります。
本ページの情報は2022年3月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
「ゆるキャン△ SEASON2」第3話【感想】
第3話「たなぼたキャンプと改めて思ったこと」
鰻!
鰻っていいよね。わたしの実家では土用の丑の日は鰻を食べていた。何の意味があるかもよくわかっていなかったが、美味しいから楽しみだった。もちろん、そこまで裕福な家庭というわけではなかったので、鰻と言っても、今話でなでしこ達が訪れていたような鰻屋のものではなく、スーパーやコンビニで売っているのを食べるだけなのだが。それでも鰻が食卓に並ぶと特別感を感じていた。
いつかお金をたくさん稼げるようになったら、ああいうお店でも鰻食べてみたいな。
鰻を捌くところはほのぼのアニメとは思えないぐらい、結構グロテスクだったな。
あれでイタイとか声でもあてられてようものなら、トラウマものだったと思う。たぶん、あの声は動物にはあてられないだろうけど。
改めて思ったこと
キャンプ日数が伸びたことを、なでしこに報告すると、なでしこの祖母の家で一泊することになる。
祖母の家にはなでしこの幼馴染である綾乃も一緒にいるとのこと。初対面の相手がいるとわかっても嫌がらなかった志摩リン。なでしこのメッセージのあと、一瞬、志摩リンが考えるような間があってから、お世話になります!!と返信をしていた。視聴者にしてみれば、断るのかなどうするのかなと考えさせられるような間だった。
物語的には、断るわけがないのは分かっているのだが、以前のリンなら断っていたのかもしれない。なでしこが野クルと一緒にキャンプをしようと言った時には嫌な顔を見せていた。
あの時と今とで違うのは何だろうか。
もともと大垣のノリと合わなそうだなと思っていたことが一つあるだろう。野クルと一緒にキャンプをしたことで、他人と一緒に過ごすことへの抵抗が薄まったというのもあるかもしれない。
それを成長というのは少し違う。たしかに人は人と関わりながら生きて行かなければならない生き物で、全くコミュニケーションを取れないのは、生きていく上で問題がある。
リンが過去そうだったかと言うとそうではない。今話だって海岸で、人が集まっている理由を知らない人に聞いていたし、なんなら、中学時代でもキャンプ場の管理人に質問をしていた。
コミュニケーションに問題があったリンがなでしこを通じて成長するという話だとは読みたくない。
決して、人と関わりを持たない孤独な女の子が、友情の大切さに気づいていく物語を見せて、友人を大切にしよう、友達をたくさん作ろうという道徳的なメッセージが伝えたいわけではないと思う。
これは成長ではなく、趣味の広がりなのだ。
それが、今話のタイトルの改めて思ったことにも繋がると思う。みんなでやるキャンプにも楽しみはあった。キャンプはやっぱりみんなでやる方が楽しいよねというわけではない。その逆でソロキャンの方がやっぱり楽しかったということに気づいたわけでもない。
1人かみんなか、白か黒かじゃなくて、どちらにも楽しみがあって、ソロキャンが持っている楽しさは捨てられものではない。両方を経験することでそのことに気づくことができた。趣味が広がるとともに、より深まった。それを志摩リンが再びソロキャンをして、内省することで認識することができた、そんな1話だったと思う。
ぽっちゃりなでしこかわええー
アンニュイ綾ちゃん声ええー
「ゆるキャン△ SEASON2」をアニメで見ようと思うなら、220,000本以上の動画が見放題のU-NEXTがおすすめだ。
31日間無料トライアルに登録すると、見放題動画を31日間無料で視聴が可能である。
原作やブルーレイ購入ならこちらから。
|
|
記事の内容が面白ければ、下のバナーをクリックしていただくと、励みになります。
本ページの情報は2022年3月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
「ゆるキャン△ SEASON2」第2話【感想】
第2話「大晦日のソロキャンガール」
海無し県民の性
海を見て叫びたくなったり、駆け出したり、写真を撮りたくなるのが海無し県民の性だという。
わたしはもともと神戸に住んでおり、北には山があり、南には海がある環境で育った。神戸に住んでいた頃は、南北を海と山の位置で大雑把に把握していた。大阪に住むようになってから、それがどこでも当てはまるわけではないと知り、困惑したのを覚えている。
それぐらい海が身近だったので、たしかに、海の写真は撮ったことがなかったかもしれない。
大阪に初めて来た時は、グリコの看板の写真を撮ったし、たこ焼きも食べた。そういうもんよな。
お茶屋さん
ほうじ茶の人、再登場。お茶屋さんで働いている人だった。それで、ほうじ茶だったわけね。
やっぱり、単発キャラじゃない雰囲気出てたもんな。
お茶屋さんはカフェも併設しており、お母さんがカフェ代も待たせてくれていたようだ。相変わらず、黙ってやってあげるのが優しいなあ。
お茶屋さんでおすすめを聞くとか、志摩リンって人見知りではないねんよなあ。初めて会った人でも好意的に接しているし。ただ、騒がしいのが嫌っていうだけなんやな。
それだと、子供とか好きじゃなさそうやけど、犬山の妹と仲良くできるかなあ。妹の方は、志摩リンになつきそうな気がするけど。
動物の寿命
ペットって本当に不思議な文化だと思う。
作中でも言われている通り、基本的に寿命は人間よりも動物の方が短い。飼い始めた瞬間から、別れることが決まっている。別れることに向かって一緒に生きていくという不思議な関係だ。
しかも、ペットに飼い主を選ぶ権利はなくて、生死を飼い主に握られている状態で生きるのだ。
わたしは多分、一生ペットは飼えないと思う。志摩リンが言うように別れが怖いし、自分が世話をしてもペットは幸せになれないと思う。わたしは世間一般に言われるようなまともな人間では決してないから、命を育てるなんて荷が重いと思ってしまう。
ペットを飼っていると心が優しくなると言う人がいる。わたしは逆なのではないかなと思う。
自分のことをまともだと思えるくらい心に余裕があるやつじゃないと、ペットなんて飼えないんじゃないかなと思う。子供のときはわたしもペットを飼っていた。今は飼えない。
斉藤さん、犬山、なでしこはペットを飼えても、志摩リンと大垣は飼えないような気がする。
そういえば、犬山ってどこ出身なんやろ。
せやねって大阪でも神戸でも使っているところ聞いたことないような気がするけど。
初日の出
志摩リンも大垣も初日の出を見てまず考えることが、バイトをしているなでしこに見せてあげようなんだなあ。なんだかんだ言って、似ているんだよなあ。
志摩リンの買っちったに対抗して、初日の出の時間を間違えて案内した大垣がまちがえちったを発動していた。同じような語感なのに、これだけ印象が違うものを生み出せるのもなかなかである。
大垣って自分がミスしても全然謝らないよなあ。ウッドキャンドルを爆発させた時もそうだったけど。やっぱり良い性格してるよ。超絶良い意味で。
目的地へ急ぐため、鳥羽先生が開眼し、車で爆走。糸目のやつが目開いたら、めっちゃ強い、バトル漫画のあるある展開を披露する。
あくまで40キロ以上は出てませんと速度メーターが映される。漫画やアニメの表現の自主規制には辟易することが多いが、それを逆手に取った演出。ここまで吹っ切れていると気持ちがいいな。
それにしても、お金もそんなに持っていないだろうに、2日間何するんやろう
そして、改めてEDめっちゃくちゃ染みるなあ。「少し寂しくて温かい旅の終わり」家に帰ることをこう表現している。ワンピースの尾田先生が冒険の対義語を母と答えたというのをどこかで見たことがある。物語の終わりにぴったりないいEDだな。アニメのEDはこれぐらい寂しいのがいいよね。
「ゆるキャン△ SEASON2」をアニメで見ようと思うなら、220,000本以上の動画が見放題のU-NEXTがおすすめだ。
31日間無料トライアルに登録すると、見放題動画を31日間無料で視聴が可能である。
原作やブルーレイ購入ならこちらから。
|
|
記事の内容が面白ければ、下のバナーをクリックしていただくと、励みになります。
本ページの情報は2022年3月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
「ゆるキャン△ SEASON2」第1話【感想】
第1話「たびのおともにカレーめん」
中学生志摩リン
志摩リンエピソード0的な話からSEASON2は始まった。おじいちゃんからキャンプ道具が送られてきて、ここから志摩リンのキャンプが始まる。
志摩リンのお父さんも登場。優しそうな人。お父さんもお母さんも志摩リン感あるなあ。
お父さんに連れられて、初めてのソロキャンプに出かける。1期の1話と最終話で登場したあのキャンプ場だ。またここから始まるのだな。
1期の第1話ではスムーズにできていたことが、なかなかうまくいかない。テントはペグを打ち付けるのに手間取るし、火をつけるのも知識がなく難しい。鍋は煤で真っ黒になるし、椅子もない。よく続けようと思ったな。最初こんな経験したら嫌になってしまいそう。
松ぼっくりさんの声に癒される。2期でも出てきてくれるんやね。
お母さんが気を利かせてカレーめんを入れてくれていたおかげで、ご飯を食べられることに。きっと、行く時に伝えていたら、志摩リンのことだから、いらないよとか言いそう。志摩リンのことをよくわかった気の配り方で、さすがお母さんやな。
1期でも出てきたカレーめんが登場し、美味しそうに志摩リンが食べている。商品名は出てないけど、日清のカップヌードルの良い宣伝になっている。なんなら、日清のCMってぶっ飛んだのが多いし、自社のCMより良さが伝わっているかも。
富士山を介して、中学生の志摩リンから中学生のなでしこへと画面が移っていく。そこから、現在のなでしこ→現在の志摩リンというふうに画面がリレーされていくという綺麗な構成。
バイト
そして、ポニーテール大垣が登場し、話題は年末年始のバイトの話になる。大垣以外はしっかり休みをもらえているようだ。まあ、高校生のバイトで年末年始全部潰れるなんてなかなか無いよな。
時間貧乏という表現を大垣は使っていたが、たくさんお金はもらえるわけだし、良い道具を買って、またみんなに自慢してくれ。
そんで、ちあき呼びしてるやん。大垣と志摩リン呼びの距離感が好きやったんやけどな。いったい何があってん。呼び方変わったら、大垣騒ぎそうやけどな。
1期1話でリンが渡したカレーめんを、今度はなでしこがリンに渡す。 ソロキャンを始めた時の母親の優しさも重なって思い起こされたのではないだろうか。カレーめんはリンにとっても、なでしこにとっても始まりの味。2人がカレーめんで繋がると同時に朝日が2人を包み、これからの物語の始まりを印象付けるラストシーンとなった。
OPもEDも今期もいい感じで、楽しく見れそう。
「ゆるキャン△ SEASON2」をアニメで見ようと思うなら、220,000本以上の動画が見放題のU-NEXTがおすすめだ。
31日間無料トライアルに登録すると、見放題動画を31日間無料で視聴が可能である。
原作やブルーレイ購入ならこちらから。
|
|
記事の内容が面白ければ、下のバナーをクリックしていただくと、励みになります。
本ページの情報は2022年3月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
「ゆるキャン△」第12話【感想】
第12話「ふじさんとゆるキャンガール」
今話のタイトルにはアニメのタイトルでもあるゆるキャンが入っているが、このキャンプってゆるいの?
キャンプ未経験者の私からしたら、結構めんどくさい準備とかして、がっちりキャンプ、がちキャンに見えるのだけれど。
それとも、ゆるい雰囲気の女の子がキャンプをしているから、ゆるキャンなのかなあ。
と思っていたが、キャンプ経験者曰く、あれはゆるいキャンプとのこと。まず食べ物がゆるいって。飯盒炊爨やってないし、あれ結構むずいから、らしい。
ゆるキャンを見ただけで、キャンプを語ったら、がちキャンボーイ&ガールにマウントを取られてタコ殴りにされそうなので、キャンプ知ってる面だけはやめておこうと思った。
10年後
なでしこの10年後予想がアバンでは展開されていた。
大人になったみんなの姿は結構それっぽい。斉藤さんめちゃくちゃ綺麗やな。
志摩リンは長野に住んでいるという予想。たしかに長野よく行っていたしな。けど、長野に行くぐらい遠出が好きなだけで、長野自体が好きなわけではないやろ。いや、長野好きなんかな。
そして、志摩リンのちあき呼び!志摩リンはできたら、大人になっても大垣呼びがいいな。
テント型飛行物体に乗るなでしこ。そういえば、これもOPに出てたな。まさかちゃんと本編で登場するアイテムやったとは。
お風呂シーン
鳥羽先生と一緒にいた、火おこしのお兄さんは、やっぱり鳥羽先生の妹だった。鳥羽先生に彼氏がいないことも判明。リアルにおったら目めっちゃ細いんかなあ。それとも、美人やけど、家で飲みたい人やから、声掛けるスキがないとかなんかなあ。
そんな流れで大垣に女の子か確認するなでしこ。ナチュラルボーン失礼。一緒に風呂入ってたやろ。
お風呂シーンで大垣が目を輝かせ、斉藤さんを野クルへ勧誘している。斉藤さんは、帰宅部はまだまだやめられないと断る。キャンプは楽しいけれど、放課後の予定を埋められて縛られるのは嫌という考えはわからなくもない。わたしもどんなに楽しいものでも、しなくちゃいけないと言われると一気に嫌になる。野クルのクリキャンも一度は保留していたし、先の予定をあまり決めてしまいたくない性分なのかもしれない。
テレビ
大垣がU-NEXT的な、動画のサブスクリプションに登録したおかげで、野外でいろんな動画を見ることに。それぞれが見たいといったジャンルを以下に記す。
なでしこ アニメ
斉藤さん お笑い
志摩リン 洋画
犬山 ホラー(嘘?)
犬山のは冗談なのか本気なのか判断しにくい。なでしこが嫌がるから言ったともとれるし、なでしこが嫌がったから嘘にしたというふうにもとれる。そのどちらもというのもあり得る。
なでしこが見たいと言っているアニメは、深夜アニメ等ではなく、また幼児向けアニメでもない。夏休みに毎年やっているやつと言えば、わたしのイメージは『幽☆遊☆白書』いつの間にか始まっていて、いつの間にか終わっている。絶対に最初から最後までは見られないアニメだ。
斉藤さんがお笑い好きというのも納得。なんでもノリをいれないと気が済まない。
首尾照応
赤富士を見ていた時は、みんなの後ろからみんな越しに見ていた志摩リンだったが、今度は先頭で朝日が昇るのを見つめている。みんなが目を細めているのに対し、しっかりと目を開いて見つめている。
昇る朝日は新しい命の誕生を象徴する。志摩リンの中には、キャンプに対する新しい価値観が生まれているはずだ。
物語というのは、初めと終わりで何かが変わっているものだ。
変わったものは何か。
ソロキャンパーの志摩リンがグルキャンの楽しさを見出した。
なでしこはキャンプと出会い、年賀状の短期バイトをして、自分でソロキャンプをするまでになった。これも変化だろう。
最後になでしこと志摩リンがソロキャン同士で会う場面は、この物語の冒頭の2人の初めての出会いと照応している。
わたしは1話と最終話で首尾照応させるという構成がとても好きだ。
なでしこが1話の志摩リンのように、1人でテントを準備するが、ペグを打ち付ける際、誤って自分の手を打ち付けてしまう。なでしこらしさが出ていていい。失敗しながらも1人でテントを完成させて、キャンプの準備を済まし、なでしこの変化を感じさせる。また、カリブーで見つけたガスランタンを、恐らく自分のバイト代で購入している。おっとりはしているが、しっかり自分の目標を達成させる姿に成長や逞しさを感じ、感慨深い。
他にも志摩リンがなでしこの予定を確認する等、いろいろな変化を感じ取れる最終話だが、自分がなでしこと同じ場所にいることを、まどろっこしい伝え方をするところは変わっていない。
素直じゃなくて、まわりくどい表現をする志摩リンをこれまで何度も見てきた。そんなわたし達だから、志摩リンらしさを感じられて、なでしこみたいにリンちゃーんと駆け寄りたいような気持ちになるのだ。
最初から最後まで、素敵な登場人物ばかりで、おだやかな気持ちで見られるアニメだった。
これからも、野クルの写真が増え続ければいいな。
そういえば、エンディングでなでしこのお姉さんのナンバープレートが変わっていた。どこまでも細かいアニメだな。
「ゆるキャン△」をアニメで見ようと思うなら、220,000本以上の動画が見放題のU-NEXTがおすすめだ。
31日間無料トライアルに登録すると、見放題動画を31日間無料で視聴が可能である。
原作やブルーレイ購入ならこちらから。
|
|
記事の内容が面白ければ、下のバナーをクリックしていただくと、励みになります。
本ページの情報は2022年3月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
「ゆるキャン△」第11話【感想】
第11話「クリキャン!」それなでしこのマネなん
グビ姉
鳥羽先生も一緒にクリキャンに参加することに。生徒の前で酒が飲めるなんて、最高の状況だと思う。赴任してすぐだから、まだイメージが固まる前で良かった。
でっかいベーコンをあてに、ビールを飲んでいる。明るいうちからもう酔ってるやん。車のりがお酒飲んじゃった時の絶妙な空気感もあるあるやな。荷物は運んでほしいんやけど、飲んでいいって言った手前、強く責めるわけにもいかんし。
それにしても、グビ姉の本領をちゃんと発揮できてうれしい。興味のない部活の顧問って、ただただ退屈やもんな。
しょうもないアニメは、大人を背景か物語を動かすための道具としか書かない。自由な発想を持っている子供に対して、頑固な大人とか、ただただ子供の邪魔をする大人とか、何の葛藤もないステレオタイプな大人が登場すると冷める。大人だって生きているし、子供と接するときには、どう接するべきかそれなりに葛藤を抱いているはずなのだ。
その点、無職転生のパウロとか、このアニメは大人も生きた人間として書かれている。鳥羽先生はもちろんなのだけれど、チラッと登場した登山部の顧問の大町先生ですら、生き様が想像できる。行動が早くて、ある程度融通が聞いて、それなりに生徒の安全も考えていて、子供たちからも信頼されているんじゃないかな、とか。
スモア
志摩リンがお腹の空いたなでしこに食べさしていた食べ物、スモア。なんじゃこれ。食べてみたい。焼きマシュマロはそんなに好きじゃないねんな。絶対に火をつけると、焼きマシュマロやろうやって率先して行ってくるやつおるから、温度差が合わんくて冷めるねんな。このアニメの大垣みたいなやつ。いや、嫌いじゃないなんで。大垣を形容する言葉はウザ可愛いやと思う。ウザいところが可愛いねん。大垣に犬山以外の友達ができたら、良かったなあって泣いて喜ぶと思う。そういうわけで、焼きマシュマロというか、焼きマシュマロやりたがるやつが苦手なんやけど、このスモアは一度食べてみたい。
大垣と志摩リンの距離感が凄くいい。まあまあ重い荷物を大垣に雑に任せたり、呼び方も犬山さんやのに、大垣やったり。
呼び方は親密さの度合いを示すとは限らない。志摩リンは斉藤のこともずっと斉藤だし。このまま大垣呼びを貫いてほしい。志摩リンがツッコミに回れば、きっといい関係が築けると思う。
犬山のおばあちゃんや妹を見ると、犬山の髪の毛は地毛なのかな。どこかで外国の血が混ざっているのかも。背も高いしスタイルもいいし。
わかったわかった
みんなで赤富士を眺めているとき、位置的に志摩リンの目には、赤富士を眺めるみんなの姿が映っていただろう。初めて他人越しに赤富士を眺めて、感じいるところがあったことだろう。
一人なら思いつかなかった楽しいこともできたと思う。凝った料理も1人では思いつかないだろうし、フリスビーなんて大垣がいなかったら絶対やる機会なかったと思う。
斉藤のみんなでやるキャンプも別ジャンルの楽しさがあるという言葉に対して、誰かに対してではなく、1人わかったわかったとつぶやく、志摩リン。1つのアニメを通して変わっていく志摩リンを見れて、嬉しい気分に浸れた。
残すところあと1話。最終回も期待したい。
「ゆるキャン△」をアニメで見ようと思うなら、220,000本以上の動画が見放題のU-NEXTがおすすめだ。
31日間無料トライアルに登録すると、見放題動画を31日間無料で視聴が可能である。
原作やブルーレイ購入ならこちらから。
|
|
記事の内容が面白ければ、下のバナーをクリックしていただくと、励みになります。
本ページの情報は2022年3月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
「ゆるキャン△」第10話【感想】
第10話「旅下手さんとキャンプ会議」
前話で大幅に寝過ごしてしまい、焦っている志摩リンだったが、あれを買っておかなくちゃとジューシー豚まんをコンビニで購入する。ジューシー豚まん何に必要やねんと思ったが、ホットサンドメーカーで挟み、バターで焼き、晩御飯で食べる用だった。焦っていた割に、晩御飯のことはしっかり頭にあった様子。楽しむ為に全力で工夫するのが、さすがソロキャンパーといった感じだ。
野クルのメンバーはじめ、視聴者であるわたしもキャンプに対する知識が少ないので、志摩リンはキャンプ上級者に見えていた。しかし、キャンプに詳しくなっている志摩リンからしてみれば、寝坊したり、テントを風で飛ばされたり、まだまだ旅下手なのだろう。
母数が少ないから、ちょっとかじっただけで、全くやったことない人からすれば、上級者に見える。
アニメオタクがアニメを全く見ない人から、オタクと言われて、いやいやわたしなんか全然ですと、よくわからない謙遜をするような。
さらば青春の光の森田さんが数ヶ月練習しただけで、モルックの日本代表に選ばれるような。
そういう感じと似てるのかな。
タイトルをはじめに見た時は、旅下手さんが志摩リンのことを指しているとは思わなかった。
大垣と志摩リンの対称性
大垣がクリスマスキャンプに、志摩リンをとうとう誘う。ソロキャンの対義語ってグルキャンなんやというのと、大垣が照れながら誘っているのが意外だった。
大垣自身も志摩リンが自分のことを苦手と思っていることも理解しているのだろう。理解した上であの態度を取り続けるのだから、とんだピエロだ。
大垣は志摩リンに対して、頑固なソロキャンガールや素直じゃねえなあ言っていたが、大垣も、自分の志摩リンともキャンプ行ってみたかったなという本心を言わず、道化を演じきるところは頑固だし、素直じゃないと言える。
案外この2人が反発するのは、頑固で意地っ張りという同じ極をお互いに持っているからかもしれない。
お互い女子高生にとっては、マイナーな趣味であるキャンプをチョイスするところも大勢の中には馴染めないということを感覚的に分かっているのだろう。
さらに、今話では「ほうとうが餃子に化けた」と1話の「カレー麺がキウイに化けた」の志摩リンの言葉と照応する言葉を大垣が発している。
単純に何かをあげた、単純に何かをもらったと思うのではなくて、何かをあげて、その対価として何かをもらったというように、交換という概念を通して、自分の行為や人の行為を捉えているという点でも2人は共通している。
それらに通ずるのは、やはり素直じゃないなあなのだろう。真面目に人とは馴染めないし、人からの奉仕に理由をつけないと受け取れないのだ。
なでしこなんかは逆に、お見舞いに来た大垣に、ほうとうを作らせる等、人から好意を受け慣れている印象がある。
大垣のあのキャラクターは人を見て、演じられているキャラクターなのだ。面接の時や、友達の家族など、目上の人に対しては結構丁寧な対応ができている。人を見て、厳選して、イケるなと思った相手にだけ、あのキャラクターを出しているのである。
人をよく見ているからこそ、クオリティの高いなでしこのマネができるのだろう。
きっと大垣の家は貧乏で、父子家庭で、団地で暮らしていて、幼い頃から親の顔色を伺いながら生活してきてん。人の顔色を見る癖が染み付いてしまってるねん。親に負担をかけんように、髪の毛も自分で切ってるねん。だからあんなにギザギザのパッツンやねん。そんな家に窮屈さを感じて、キャンプっていう名目で外に出てるねん。苦労してんねん。たぶんな。
あと、喋ってる途中でくしゃみをするところとか、志摩リンと似てる。
鳥羽先生
ちゃんと教師やってるな。赴任したてってその学校のルールがわからないし、生徒の方が詳しいから、怪しいと思う行動でも注意しにくいと思う。
そこを危ないという理由で毅然とした態度で注意できるのは、ちゃんとしてるなと思う。校庭で、教師もつかず焚き火ってやっぱり変やんな。
普段は大人しい感じだが、酒を飲んだら、性格が変わるっていうより、もともと持っている面倒くさがりで自堕落な性質を押し殺しているというように見える。
野クルで普段の様子を解放できたら、いいな。
「ゆるキャン△」をアニメで見ようと思うなら、220,000本以上の動画が見放題のU-NEXTがおすすめだ。
31日間無料トライアルに登録すると、見放題動画を31日間無料で視聴が可能である。
原作やブルーレイ購入ならこちらから。
|
|
記事の内容が面白ければ、下のバナーをクリックしていただくと、励みになります。
本ページの情報は2022年3月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。