「無職転生 〜異世界行ったら本気出す〜」第21話【感想】
第21話「ターニングポイント2」やばいやばい
アバンタイトルからやばさ全開で、見るのがつらい。
エリスがルイジェルドに戦士と認められるシーンを見ても、この後、一瞬でやられるフラグに思えて仕方ない。
エリスにエッチなことをして、殴られるルーデウスというほのぼの風景も今後の展開を考えると、笑えない。
赤龍
エリスが狩りたいと言っている龍は赤龍という名前。見たまんま。
どうやらこの赤龍はめちゃくちゃ強いらしい。
ルイジェルド曰く、下位の七大列強でも引き返す、上位の七大列強しか相手できないほどの強さらしい。
この赤龍、8話でも登場しており、その際に口から火を吹いている。
火を吹かれた相手は同じく今話で再登場するオルステッドだ。オルステッドのいる場所だけ避けるように炎が地面を燃やし、睨みつけられただけで赤龍は撤退してしまう。
相手をするどころか、相手になっていない。
ヒトガミが言っていたことや、8話と今話の発言を元にオルステッドについて考察をしていこうと思う。
ヒトガミが悪い龍神と呼んでいたのは、このオルステッドのことだった。オルステッドという名前は8話のクレジットですでに明かされていた。悪い龍神に対し、善良なヒトガミと呼んでいたが、ルーデウスではないがどこまで信用できるのか怪しい発言である。善と悪が入れ替わることもあり得るだろうし、善悪で分けられるような話でもないのかもしれない。
ヒトガミは龍神に関して今は現在も未来も見えないというふうに言っている。今はというのが結構重要な気がする。今は無理だが、昔は見えていた時期もあったとも解釈できる。
ルーデウスが言うように、見えないわりに詳しいのは、過去にヒトガミと龍神の間に何かあったのだろう。
オルステッドは生まれた時から呪いを持っている呪子と呼ばれるものらしい。
ザノバが生まれた時から力を持っている神子だと言われていたが、それの悪い版みたいなことなのだろう。
オルステッドはいくつかの呪いを抱えており、今回知る事ができたのは、みんなに恐怖されるか嫌悪されるという呪いだった。その呪いのせいで、ルイジェルドとエリスは姿が見える前から怯えていた。ルーデウスはこの世界のものではないので、この呪いの効果を受けないらしい。
ちなみにルイジェルドは槍に同じような呪いがかかっている。呪いだったならロキシーやエリスの怖がり方も納得だ。
ヒトガミは生まれた時からオルステッドが呪いを持っている事をしっていた。
そもそもヒトガミがオルステッドを生み出したのではないだろうか。そして、呪いを抱えて生み出された復讐心からヒトガミを殺そうとしていとか。まったくもって根拠に乏しいので、考察というよりも予想だ。
オルステッドは出会ったことのないルイジェルドやエリスの名前を知っていた。
また、8話では魔力災害の原因である魔力の集まりを見て、何処で狂ったと呟いていた。
オルステッドには、魔眼のように未来なのか何なのか、何かを見通す力があるようだ。チェスの盤面を見るように、この世界を生きる色んな人の動きや生き方が見えているのかもしれない。
そうだとするなら重要なのは、なぜか知っていたことよりも、知られていなかったルーデウスの存在の方が重要だろう。オルステッドはパウロに息子はいないと言ったのだ。その後に生まれた妹2人の存在は知っていたのに。
外の世界から来たルーデウスのことは見えないということなのだろうか。しかし、ヒトガミは他の世界へ転送できるのは悪い龍神ぐらいだというふうに言っていた。転送できる力を持っているが、ルーデウスを連れてきたのはオルステッドではないということになる。
じゃあ、誰がというのはわからない。予想すらしようがない。
魔力災害のことを聞かれたときは、知らんと答えていた。答えた後にルーデウスに対して、ヒトガミのことを尋ねていた。
魔力災害はヒトガミが引き起こしたものなのだろうか。それともオルステッドがそう疑っているのか。
オルステッドが使ったワザが二つあった。ディスタブマジックと千龍門。
ディスタブマジックは一度見た魔術なら無効化できるというものだろうか。
千龍門と言ったように聞こえたが、間違っているかも。龍の体が円を描き、顔がウロボロスみたいに尾の近くにある。ルーデウスが放った魔術が円の中に消えていった。『デジモンアドベンチャー』のホーリーエンジェモンが使っていたヘブンズゲートみたいな、その中に入ったものを異空間に送るみたいなワザだと理解した。
この千龍門を使って人間を異世界へ送る事ができるのかもしれない。
仮面の女
そして、もう一人気になるのが仮面の女。ナナホシと呼ばれているのだが、不思議なことにクレジットでも仮面の女と評価されている。
これまでこの作品では、名前が登場していなくても、クレジットでは名前が表記されていた。
それなのにナナホシと表記はされていなかった。
ルーデウスの意識が薄れていく中で「一つ気になったんだけど、こいつ」とナナホシがオルステッドに話しかけて、治癒魔術でルーデウスを回復させた。
そして、背丈はエリスと同じくらいなので、まだ子供ではないかと予想される。
これらを踏まえて、彼女はルーデウスと同じように他の世界から転生したものなのではないかと、わたしは考えた。
ナナホシが本当の名前ではないから、クレジットもされない。
そして、「仮面の女」 のように名前がクレジットされていない人物がもう一人、それがルーデウスの正体である「前世の男」だ。
同じ転生した存在だからこそ、ルーデウスを助けようとしたのではないだろうか。
ルーデウスが転生することとなった事故、あの時、高校生が二人行方不明だと救急隊員が言っていた。
二人組の男子高校生が女子高生の絡んでいるところに、前世のルーデウスは声をかけようとしていた。男子高校生のうち一人は助かっているようだったので、残りの男子高校生と女子高生が行方不明だということになる。交通事故で行方不明ということはないはずなので、この二人はルーデウスのように転生したのではないだろうか。
そして、その女子高生こそがナナホシに違いない。
この世界のものではないからこそ、オルステッドを怖がらずにいられるのだ。
しかし、気になるのはルーデウスが転生した時と状況が違う点である。
前世の男は、救急隊員に病院へ運ばれる途中で意識を失い、転生してきた。死んだからもう一度生を与えられた。
しかし、高校生が行方不明になったのは、事故の直後、病院に搬送すらされていない。
彼女は転生ではなく、こちらの世界に転送されてきたのではないだろうか。
そして、転送と転生では時期がずれるのかもしれない。オルステッドが魔力災害の原因を見ていた時は、そばにナナホシの姿はなかった。
つまり、魔力災害以降、もしかすると魔力災害をきっかけにこの世界へ転送されてきたのではないだろうか。魔力災害が転移災害なのも符号する。
物語に出てくる仮面はいつか外されるもの。仮面を外せば、ルーデウスが見覚えのある、女子高生の顔が現れるのではないだろうか。
と、意気揚々と書いてから、交通事故の場面を見直そうと思って2話を見たら、クレジットに七星静香の文字が。もう答え合わせですやん。
まあ、まだ転生か転送か問題が残っている。
声優が一緒かどうか聞き分けられれば、この問題も解決しそう。七星静香役の若山詩音さんは、最近主役クラスに起用され出している声優さんなので、交通事故のシーンで終わりということはまずないだろう。
わたしも視聴中の『ハコヅメ』の川合という主人公も演じている。仮面の女の声が川合の声に聞こえなくもない。
というわけで、転送なのでは説も結構、濃厚になってきた。
ルーデウスの魔力
もう一つ気になったのが、ルーデウスの魔術。自力で人工呼吸みたいなこともしており、器用さを見せていた。
そして、いつものファイアーボールではない禍々しい色のファイアーボールを使っており、オルステッドの千龍門にヒビを入れていた。
ラプラス並みの魔力だそうだ。
そして、このルーデウスより才能があると思われていたのがシルフィーだ。
ラプラスの髪は緑。シルフィーの髪も緑。
わたしは初めシルフィーはスペルド族で大人になったら、額に赤い宝石が出てくるのではないかと思っていた。ルイジェルドの口ぶりからそんなこともなさそう。
だったら、シルフィーはラプラスの生まれ変わりか、力を受け継ぐものなのではないか。
ナナホシ転送説は当たりそうなので、こちらをもう一つ考察として提唱しておく。シルフィーはラプラス説。
オルステッドが見たくて、8話を見直していて、聞き逃していたことがあったことに気付いた。ギレーヌの師匠は剣神ガルファリオンだそうな。
ドルディア村からギレーヌを連れて行った顔に傷がある男がガルファリオンだったのだろうか。
一気に話が動いた今話。ターニングポイントは毎回ワクワクするなあ。
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